四季折々の風の匂いを感じたい

日常の風景や、その日その時の思いを絵手紙の様に綴ってみたい、そんな気持ちで書いているブログです。

拔釘手術物語〜⑤

術後に辛いのは

麻酔の名残だけではない

 

3時間経過しないと

水が飲めない

手術当日は朝から絶食絶飲で

すでに口の中はカラカラ

 

体はなぜか汗ぐっしょり

 

ナースさんに汗を

拭いてもらったり

ベッドを起こしてもらって

自分でお茶を飲んだり

 

体がなかなか水分を

受けつけないのか

小さなカップに1/4ほどしか

飲めない

 

頭がボーッとして

脳に霧がかかった様

 

しょっちゅうナースさんが

出入りしてバイタル測定

 

細切れの睡眠

 

術後の一夜はこんな風

 

翌朝から食事が出された

お粥かと思いきや普通食

36時間ぶりに食べる

 

体からは水分が抜け

心も精魂尽き果て

ヘロヘロの抜け殻に

ご飯は重い

 

少しだけ口をつける

 

怠くて横になる

 

そう 手術翌日は体が目覚めず

夢うつつの状態で

横になってばかり

 

言い忘れたが

朝6時過ぎに導尿終了

管を抜かれた

トイレは車椅子で行く事に

 

2回ほど車椅子を押してもらい

点滴しながらトイレへ

 

その後歩いて良いと許可が出て

1人でトイレへ行ける様になった自由にトイレに行けるのが

1番有難い 

ナースさんに連れて行って

もらうとなると

忙しい中申し訳ないと

気を使いもう少し我慢

もう少し溜めてからと

要らぬ気遣いをしてしまう😅

 

歩くと当然痛みはある

昨日の今日だ

スネに大きな傷があるが

包帯で覆われて見えない

 

どんな傷なのか

包帯の取れる日が

楽しみな様な怖い様な

 

とにかく拔釘手術と言う

時間も短く簡単な手術でも

こんなに大変な思いを

するのだから

大きな手術や

重篤な病気だったら

どれほどか

 

健康は本当に有難いと言う

当たり前の月並みな事を

思い知った日々

 

入院生活はまだ少し続く

術後の痛みもまだ続く

膝には違和感 

もうプレートのせいには

出来ない

 

プレートは記念に

もらって帰ることにした😅

 

ちっぽけな私の武勇伝

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大きさがわかる様に

メガネと並べてみた

 

10cm以上あるな 

ボルトも何本かは

かなり長い 

何故か色がキレイ😅 

見えない所に入れておくのは

もったいない様な😅

 

こうして汗と涙の

拔釘手術は終わり

私の骨折も一段落

 

後は自分の治癒力と

リハビリの頑張り次第

 

願わくば自然に歩ける程度に

治る事を望む

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拔釘手術物語〜④

医療ドラマでは

術後主治医が

ホテルの様な

豪華で美しい病室を訪れ

「気分はいかがですか?」などと尋ねる

 

 

これはあくまで演出

リアルはもっとシビア

 

麻酔やメスなどが

体に及ぼすリスクは

決して侮れない

 

もちろんリスクを

回避するための

最善の策を病院側は

講じてくれているし

想定外の事が起きた時のために

ドクターもナースも

すぐに対処出来る準備を

してくれている

 

だからこそ術後は

大変物々しい

 

私の体には様々な

器具が取り付けられる

 

左手に点滴 

左人差し指には

パルスオキシメーター

 

胸には心電図の電極

右上腕には血圧測定の

ための腕帯

 

これらは一晩つけっぱなし

一定時間ごとに測定し

またナースが

お変わりありませんか

気分はどうですか

頭痛はしませんか

気持ち悪くありませんか

痛みは?と声をかけてくれる

そしてその度に体温を測る

 

レントゲン技師も来て撮影

麻酔の影響で両足は

全く動かない

技師さんが

持ち上げてくれているのが

見えるが感覚は無い

 

レントゲン撮影後

足は静かに戻され

布団の上に真っ直ぐ

伸ばした形で丁寧に置かれた

 

それでも何も感じない

いや足は真っ直ぐなはずなのに

中途半端に膝を立てて

股を開いている感じがする

 

これは導尿の管を入れた

時の姿勢だ

実際の足と私の感覚に

乖離がある

 

厭な感覚だ

麻酔直後の姿勢の

感覚が残ってしまった

 

どうにかしたいけど

どうしようもない

 

麻酔の効き目が切れるのを

待つしかない

 

痺れ感 麻痺感 

変な姿勢の名残

 

だから 私が最も恐れるのは

 

手術そのものよりも

術後の試練

 

麻酔の効き目は徐々に

薄れてゆくが

カタツムリの歩みの様

 

何とか耐えられる程度に

なるまで7時間位かかった

病院の消灯時間は過ぎて

夜中 真っ暗だった

 

その間にもナースさん達は

入れ代わり立ち代わり来て

気遣ってくれた 

不快感を訴えれば

寄り添ってくれたし

同じ経験をした人は

同意や理解を示してくれた

それは救いだった

 

でも基本的には

我慢するしかない

 

医療の現場は日々進化している

この術後の不快感も

誰か改善してくれないか

 

望みは薄いかも

日本には我慢を

美徳とする文化があるし

ペインレスの分野では

後進国だから

 

 

拔釘手術物語〜③

まずは椅子に座らされ

名前をフルネームで言わされた

この行為は医療の現場で

何度も何度も繰り返される

取り違え 人違いなど

起こさないために

医療ミスを防ぐために

 

 

その後また血圧測定

そして手術用のベッドへ

ベッドの幅がすごく狭い

 

体を丸めて麻酔の注射

痛みが想像より弱かったので

ホッとする

相当血圧も上がっていた様で

〇〇さん大丈夫ですかと

声をかけられる

 

麻酔直後はまだ体が動く

なので足を開いて

導尿の管を入れてもらう

この時の姿勢が

術後私を苦しめることに

 

それはひとまず置いておいて

麻酔が効いて

痛みを感じない事を確認し

手術開始

 

局所麻酔なので意識はある

眠くなったら寝ていいよと

先生から声がかかる

 

痛く無いと頭では

わかっていても

やっぱり怖いから

積極的に眠りの中へ

 

どのくらい寝たか

もうすぐ終わりますよと

先生の声

 

また寝る 

終わりましたよと先生の声

 

頭がボーッとしている

第一関門突破

 

自らは動けないので

スタッフの皆さんに

持ち上げられストレッチャーへ

 

病室に戻り主人と話す

麻酔のせいか

水を飲んでいないせいか

口の中がカラカラで

ろれつが回らない感じ

 

とにもかくにも

手術は終わった

安堵と共に

次なる試練への不安が

少しずつ私の心に広がる

拔釘手術物語〜⓶

当日 

朝はまだ冷静さがあった 

 

いつも通りに過ごそうと

カーテンを開け水分補給

 

後で知ったのだが

水分は摂るべきでなかった

気持ち悪くなって

吐く🤮人もいるとか

 

飲んじまったものは仕方ない

吐かない事を祈るのみ

 

 

ナースさんが来て

バイタル(体温、血圧、

血中酸素濃度)測定 

8時から点滴開始と知らされる

 

途端に緊張が始まった 

ドキドキする 

足先が冷たい様な

血が逆流する様な

感覚に

 

血圧も高くなる

気持ちが騒つく

 

昨日は頭の中に

君が代が流れていた 

今は渡辺真知子の

"カモメが翔んだ日"が流れている

 

曲のテンポと気持ちの波は

連動しているのか

 

気持ちを落ち着かせる 

または和ませるために

意識的に別の曲に切り替える

 

笹川美和の「笑」 

そしてふじこふじこの車海老

(わかる人だけわかって)

 

とにかく緊張は解けない

 

その時は否応なしに

近づいて来る

 

オペ開始は13時半の予定

 

12時半ごろ着替える

上半身裸の上に

浴衣の様な丈の長いオペ着 

下は紙パンツ

 

13時頃主人が面会に

 

13時25分手術室に移動

 

いよいよだ

抜釘手術物語〜①

2025年3月7日 右足多発骨折

脛骨と腓骨が折れて

膝が押し込まれた

救急車で搬送 

そのまま入院

 

 

 

3月11日手術 プレート埋め込む

その後プラスチックの板の様な物で足を固定 

板が外れてからは

機械による足曲げの練習(激痛)

そしてリハビリ

 

 

移動手段は最初が車椅子

次が歩行器 そして杖 

その間1ヶ月半

 

4月半ばに退院(正確な日付は

忘れた 多分19日)

 

 

そして通院とリハビリの日々

 

2026年5月15日

骨が繋がったので

拔釘手術する事に

予定は26日

 

 

が、直前に

風邪を引いてしまい

見送りに

 

 

風邪は症状が軽いにも関わらず

10日以上治らなかった

 

 

ようやく風邪を克服して

再度チャレンジ

日にちは6月16日 

やれやれ

 

 

実は手術は怖い 

出来る事ならやりたくない 

でもプレートは出したい 

異物感と不快感 もう厭だ

 

 

手術の何が厭か 

導尿や紙オムツ 点滴など

いろいろあるけど

何と言っても

術後の麻酔が切れるまでの

あの痺れや麻痺

何にも形容し難い

不快で恐ろしくて辛い感覚

 

 

あれをもう一度

やるのかと思うと・・・

 

私の気持ちに関係なく

時間は流れその日は近づいて

ついに前日15日14時入院

 

 

いよいよ明日だ

私の頭の中には何故か

君が代が流れていた

除去する?

先週の金曜日

整形外科の診察日 

レントゲン撮影 

骨はやっと繋がった 

と言ってもまだまだ心許ない

これからどんどん

太く丈夫になって

線が面になっていくのを

待たなければ

 

 

 

今はプレートに

支えてもらっている状態

 

 

 

然るべき時が来たら

プレートを除去すると

ドクターが 

え?除去する?出来るの?

 

 

 

私は入れっぱなしだと

勝手に思い込んでいた 

除去出来るんだ 

そう言う選択肢もあるんだ

驚き‼️

 

 

 

やや動揺 

と同時に除去しようかなと

思った 

しないつもりだったのに 

麻酔も手術も大嫌いだから

もう二度と手術はしたくない

除去を勧められても

しないと決めていたのに

 

 

 

何故か除去しようと思った

そして何故か心が少し

軽くなった 

何故か神経が昂った

 

 

 

人の心は不可思議 

自分の心なのにわからない

 

 

 

体のダメージの回復が

気持ちを変えたのかも

あるいは・・・

何だろう?

 

 

 

訳がわからないが

その時はそんな気持ちになった

初めて

初めて村上春樹を読んだ 

流石の筆の力を感じた 

どんどん引き込まれて

先は先へと読み進めてしまう

 

 

 

これは一体何なんだろう 

持って生まれた才能か

努力の賜物か

あるいは両方 

あるいは私などには分からない

未知の要素 

運とか

 

 

 

とにかくすごい 

私が今まで暇つぶしに

読んできた作家とは違う

 

 

 

今までの作家は

例えればアイドル  

村上はオペラ歌手 

歌唱力の違いは歴然 

そんな感じ

 

 

 

ただオペラを楽しむには

それなりのパワーがいる

 

 

 

たまにじっくり

はいいけれど

毎日楽しむ力は私には無い

 

 

 

だから私は普段は

やっぱりアイドルを

気楽に味わう

 

 

 

身の丈に合った

相応の楽しみ方が良いだろう

 

 

 

趣味に限らず

持ち物 着るもの 暮らし方

背伸びしない自然体が

楽でリラックス出来て

幸せに繋がると

信じている

 

 

 

ともあれ村上春樹良かった

新しい経験もいいもんだ