四季折々の風の匂いを感じたい

日常の風景や、その日その時の思いを絵手紙の様に綴ってみたい、そんな気持ちで書いているブログです。

ノンナの悲しみ

山岸涼子作 アラベスク 

1971年連載開始

 

 

主人公 ノンナ・ペトロワ 

    16歳

ウクライナ キーウ出身

 

 

当時のソ連

新進若手天才バレリーナ 

ユーリ・ミロノフに見出され

レニングラードのバレエ学校に編入

 

 

ユーリの厳しい指導の下

苦労や挫折を重ねながら

バレリーナとして

人間として

成長していく物語

 

 

第二部の最後は二人の結婚を

暗示させる

ハッピーエンド

 

 

だったのに・・・

 

 

2022年 ノンナ67歳

夫妻は子供や孫に囲まれ

幸せな日々を過ごしている

はずだった 

 

 

なのに

まさかロシアが・・・

 

 

ロシア人の夫と

ウクライナ人の妻

 

 

夫妻の悲しみと痛みは

察するに余りある

 

 

当時小6だった私 

世界情勢も分からず

毎日毎日

友達と遊ぶ事や

宿題やご飯の事だけ

考えていれば良かった

 

 

 

50年後にこんな形で

この作品の事を思い出すなんて

 

 

物語の中の人物ではあるけれど  現実に彼らの様な

境遇に置かれて

苦しんでいる人達が

きっといるはず

 

 

1日も早い停戦を願う 

1分でも1秒でも早い停戦を

 

 

祈る 

祈る 

ひたすら祈る

 

 

どうかどうか

穏やかな気持ちで

純粋にバレエを

鑑賞できる日が

訪れますように

 

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