四季折々の風の匂いを感じたい

日常の風景や、その日その時の思いを絵手紙の様に綴ってみたい、そんな気持ちで書いているブログです。

テレビがとても疲れた

昨年はコロナ禍をきっかけに

精神が不安定になり

苦しかった

 

 

病名が分からなかった時

かかりつけの内科で

抗うつ剤を処方してもらい

飲んでいた

 

 

後に診療内科の先生に聞いて

知った事だが

抗うつ剤は不安には

効かないらしい

 

 

その時はこれを飲めば良くなると信じて毎日飲みながら

気分が上がるのを待った

 

 

毎日がとても疲れた

鬱病は心のエネルギーが

枯渇した状態だと

ネットの書き込みで知った

 

 

その書き込みを見た時

とても納得出来た

 

 

結果的には自分は鬱ではなく

不安障害だったけれど

エネルギーの枯渇は

とてもとても切実に感じた

 

 

私は医者でも学者でもないから

なぜ不安障害で鬱の様な

エネルギーの枯渇を感じたのかは分からないし議論する気もないけれど

事実としてその様な体験をした

 

 

とにかく疲れた

映像や音楽も疲れた

気晴らしのためにやっているのに気晴らしにならなかった

 

 

ドラマのオープニングで

音楽が盛り上がって

音が大きくなると

怖く感じた

 

 

登場人物が悩んだり苦しんだりしていると心がヒリヒリして

自分も苦しかった

 

 

それは寄り添うとかでは無く

まるで神経が

剥き出しになっている様な

痛みだった

 

 

 

思うに鬱その他の心の不調では

エネルギーが枯渇した結果

心が痩せてしまうのでは

ないかしら

 

 

ひと事なのに

登場人物と自分は関係ないのに

演じている俳優とも関係ないのに

 

 

痛くて苦しくて

テレビを楽しむ事は出来なかった

 

 

今ならこんな風に説明する

心を病んだ人に

映像や音楽で

気晴らしを勧めても無理

 

 

それはお腹を壊している人に

ご馳走をすすめているのと

同じこと

お腹が治らなければ

食べられない

 

 

心の不調の原因が何なのか

ちゃんと診断してもらって

それにあった治療を

施さない限り不調は不調のまま

我慢してもいつまでも

我慢が続くだけ

 

 

心の病気は受け入れ難いかも

知れないけれど

診療内科に抵抗のある人も

いるかも知れないけれど

 

 

 

外聞が悪いとか恥ずかしいとか

は違う

心が弱いもわがままも違う

 

 

体と同じ

怪我したり具合が悪くなったら

専門の先生に診てもらう

心も具合が悪くなったら

診療内科で診てもらう

当たり前の事

 

 

もっともっと多くの人が

そう言う意識を持つ

社会になってくれたら

嬉しいかな